○丸森町消防団の運営に関する規程

昭和44年8月1日

訓令甲第8号

(目的)

第1条 この規程は、別に定めるもののほか分団及び部等の所掌事務を明確にし、適正かつ能率的な運営を図ることを目的とする。

(定義)

第2条 この規程において使用する用語の意義は、次に掲げる法律等において使用する用語の例による。

(1) 消防組織法(昭和22年法律第226号)

(分団及び部)

第3条 分団及び部の編成については、消防力の整備指針(平成12年消防庁告示第1号)に沿って定めるものとする。

(災害出動)

第4条 消防車が災害の現場(以下「災害現場」という。)に出動するときは、道路交通法(昭和35年法律第105号)その他法令の定める交通規則に従うとともに、正当な交通を維持するためにサイレンを用いるものとする。ただし、引揚げの際の警戒信号は、鐘又は警笛に限るものとする。

(消防車の責任者の遵守事項)

第5条 出動又は引揚げの場合に消防車に乗車する責任者は、次に定める事項を遵守しなければならない。

(1) 機関担当員の隣席に乗車すること。

(2) 病院、学校、劇場等の前を通過するときは、事故を防止する警戒信号を用いること。

(3) 団員及び消防職員以外の者を消防車に乗車させないこと。

(4) 消防車は、一列縦隊で安全を保って走行すること。

(5) 前行消防車の追越信号のある場合を除くほか、走行中の追越しはしないこと。

(管轄区域)

第6条 消防団は、団長の許可を受けないで管轄区域外の災害現場に出動してはならない。ただし、管轄区域が確認し難い場合の出動については、この限りでない。

(消火及び水防等の活動)

第7条 災害現場に到着した消防団は、設備、機械器具及び資材を最高度に活用して生命、身体及び財産の救護に当たり、損害を最少限度にとどめて災害の防御及び鎮圧に努めなければならない。

(現場指揮)

第8条 火災現場に最先到着した指揮者は、上級指揮者が到着するまで全指揮を執り、責任を負わなければならない。

(指揮者の報告義務)

第9条 火災現場に到着した各車(隊)の指揮者は、上級指揮者の到着を待って速やかに、火勢の状況、防御措置及び消火活動上必要と認めた事項を報告しなければならない。

(指揮者の遵守事項)

第10条 災害現場に出動した指揮者は、次の事項を守らなければならない。

(1) 消防作業中は、適切な判断と敢然とした決意をもって団員の活動を指揮監督すること。

(2) 常に自己の指揮下にある団員を掌握し、情況の変化に即応した体制がとれるように努めること。

(3) 所属団員の保護に十分な措置をとること。

(4) 残火鎮滅に当たっては、よく調査して再燃によって危険を及ぼすことのないように努めること。

(死体発見の場合の措置)

第11条 指揮者は、災害現場において死体を発見したときは、町長に報告するとともに、警察職員又は検視員が到着するまでその現場を保存しなければならない。

(放火の疑いのある場合の措置)

第12条 指揮者は、放火の疑いのある場合は、次の措置を講じなければならない。

(1) 直ちに町長及び警察職員に通報すること。

(2) 現場保存に努めること。

(3) 事件を慎重に取り扱うとともに、公表は、差し控えること。

(点検)

第13条 出動した団員は、解散する場合人員及び携帯機具の点検を受けなければならない。

(団員の遵守事項)

第14条 団員は、次の事項を遵守しなければならない。

(1) 住民に対し常に災害の予防及び警戒心の喚起に努め、災害に対しては身を挺してこれに当たる心構えを持たなければならない。

(2) 規律を厳守して上長の指揮命令のもとに上下一体事に当たらなければならない。

(3) あらかじめ定められた権限を有する消防機関以外の他の行政機関の命令に服してはならない。

(4) 職務に関し金品の寄贈又は供応接待等を受け、又はこれを請求する等のことがあってはならない。

(5) 消防団又は団員の名義をもって特定の政党、結社若しくは政治団体を支持し、反対し、若しくはこれに加担し、又は他人の訴訟若しくは紛議に関与してはならない。

(6) 消防団又は団員の名義をもってみだりに寄附金を募り、又は営利行為をなし、義務の負担となるような行為をしてはならない。

(7) 機械器具その他消防団の設備資材の維持管理に当たり、職務の外これを使用してはならない。

(8) 貸与物品は、これを大切に保管し、服務以外これを使用し、又は貸与してはならない。

(9) 服務中は、功を争い、又は持場を離れるような行為をしてはならない。

(10) 団長の命のないときは、職務のためにも、みだりに建造物その他の物件を毀損してはならない。

(教養及び訓練)

第15条 消防団員は、品位の向上及び消防技能の練成に努め、定期的にこれらの訓練を行わなければならない。

(文書簿冊)

第16条 消防団には、次の文書簿冊を備え、常に整理して置かなければならない。

(1) 団員名簿

(2) 団員履歴書

(3) 団員異動簿

(4) 消防沿革誌

(5) 日誌

(6) 設備資材台帳

(7) 消防計画書

(8) 地利、水利要覧

(9) 給与品、貸与品台帳

(10) 消防法規例規綴

(その他)

第17条 この規程に定めるもののほか、必要な事項は、団長が別に定める。

この訓令は、昭和44年8月1日から施行する。

(平成24年3月27日訓令甲第4号)

この訓令は、平成24年4月1日から施行する。

(令和5年4月18日訓令甲第6号)

この訓令は、令和5年4月1日から適用する。

丸森町消防団の運営に関する規程

昭和44年8月1日 訓令甲第8号

(令和5年4月18日施行)