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デザイン思考をまちづくりに活かす「はじまるデザインアカデミー」実践編がスタートしました!

 町は、令和5年3月23日にこれからのまちづくりの手法として、デザイン思考を習得し、デザインの視点を踏まえ、町民の心地よい暮らしの実現と町のイメージの向上図ることを目的とし、株式会社スティーブアスタリスクと「丸森町クリエイティブディレクションに関する包括連携協定」を締結しました。  協定に基づき、職員のデザイン思考の習得のための研修を、令和5年5月19日から全4回にわたり開催されました。研修の実践編として、基礎編で身につけた基本的知識を理論だけではなく、実際の業務に活かし、丸森町のキャラクター案を考案します。本研修は、職員一人ひとりがデザイン思考を学び、様々な分野の業務で活かすことができる基礎を身に付けることを目的としています。     第1回:デザインの範囲   第2回:リサーチと課題抽出   第3回:ヒアリングと分析   第4回:コンセプト策定   第5回:個性の輪郭   第6回:キャラクター候補   第7回:キャラクター決定   第8回:最終資料報告会

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第1回:デザインの範囲 令和5年10月20日

 各課から約20名の町職員が参加しました。受講者は、「デザイン」という言葉の定義を再確認しました。また、町では新たなオリジナルキャラクターを本研修をとおして作成するにあたり、キャラクター案考案のプロセスを意識することができました。
 

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第2回:リサーチと課題抽出 令和5年11月10月

 目的を設定するために、課題を明確にすることや、課題を深く理解することが重要であることをワークを通して学びました。

 受講者は、「あなたが思う「丸森町」の一番の課題は何?」というお題から、なぜそう思うに至ったのか、そう思う背景や理由を深く考え、普段意識していない自己の考えや思いを認識するディープシンキングのトレーニングを行いました。グループワーク後は、ワークシートに記入した内容を共有し、課題と感じる事柄は共通していても、そう思う過程やきっかけは異なること等に気づくことができました。


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第3回:ヒアリングと分析 令和5年11月24日

 株式会社伊具緑化の代表取締役阿部秀一様、佐々木秀之副町長を講師にお招きしてそれぞれお話しをお伺いしました。
 これまでの活動や挑戦したことを紹介していただき、受講者は、質問するなどして理解を深めました。
 講話終了後は、グループごとに興味を持ったエピソードを話し合い、共有しました。受講者は、様々な立場の意見や考えに触れ、課題と認識する範囲を広げるトレーニングを行いました。


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第4回:コンセプト策定 令和5年12月8日

 弱点や課題の見方を変えると、可愛らしい特徴になるかもしれないという視点から今後作成するキャラクターのコンセプトを検討しました。
 第2回の講座で出した丸森町の課題の中から、①駅までが遠い②遊びの選択肢が少ない③好きと言いずらい④情報の共有が足りない⑤丸森と言えば○○がないの5つを選抜し、受講者それぞれが1つ課題を選んで考えを深めました。
 課題の結果はすべて人口流出に繋がると仮定し、課題を課題と思う理由や、その時の感情、行動をワークシートにまとめました。
 受講者は、課題を課題としてみれば、課題になるけれど、「それって、○○とも言える」と言い換えるとポジティブな一面を発見できることなどの気づきを得ました。


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第5回:個性の輪郭 令和5年12月22日
 
 丸森町の新たなキャラクターの個性を検討しました。
 キャラクターのコンセプトを基にして生まれた6つのキャラクター像の提案がありました。6つのキャラクター像から1つ選び第一印象や友達になって一緒にしたいこと、その理由を整理しました。
 まだ、どんな見た目のキャラクターになるかはわかりませんが、キャラクターの個性や持ち味について考えを深め、キャラクターが認知されることでどんな影響を丸森町に与えるかを検討し、共有をしました。

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第6回:キャラクター候補 令和6年1月12日

 今回、ついに丸森町の個性がキャラクターとして登場しました。キャラクター案が3つ提案され、設定やグッズ展開についても説明がありました。
 説明後は、受講者がキャラクターについて記者会見方式で質問を行い、キャラクター像をより明確にさせました。
 また、キャラクター案3つから1つ選び、改善点を検討したり、キャラクターが決まったら丸森町内外の人がどう思うかをグループごとに話し合いました。


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第7回:キャラクター決定 令和6年1月26日

 3つのキャラクター案が、2つに絞られました。
 キャラクターの特徴や、前回からの改善点について紹介があり、受講者は①丸森町内の人が興味を持ってくれるか。②世の中が興味を持ってくれるか。③今後さまざまな展開が期待できるか。の3つの観点で採点しました。採点結果を基に2チームに分かれ、ディベート形式でそれぞれのキャラクターの良いところや課題について討論しました。
 討論後は、受講者全員参加の最終投票によってついにキャラクターが決定!?しました。


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第8回:最終回 令和6年2月16日

 全8回の研修の振り返りを行い、研修で印象に残っていることや、研修を受講して考えるようになったこと、感想等をワークシートに書き込んで、発表しました。
 受講生からは、「深く考えるように意識するようになった。」「本当にキャラクターができるか不安だったがキャラクターが完成してよかった。」などの感想があげられました。
 今後は、職員全体にデザイン思考を広げたいという声もあり、業務での活用が期待されます。
 最後に、講師である株式会社スティーブアスタリスク代表取締役社長の太田様より受講生全員に修了証書が手渡されました。



お問合せ

丸森町 企画財政課 企画班
電話:0224-72-3024 FAX:0224-72-1540
E-mai:kikaku@town.marumori.miyagi.jp