校長室

令和6年度 校長室から

「学ぶ」とは

示範授業

5月29日(水),舘矢間小学校において,宮城教育大学名誉教授の相澤秀夫先生による示範授業が行われました。
 児童の考える力を引き出し,他者の意見から学びを深める読解指導や,「かしこい声」を響かせる音読指導を参観させていただきましたが,どの授業でも子供たちが劇的に変わっていく姿を見ることができ感動を覚えました。言葉への向き合い方,児童の意見の取り上げ方,全体の流れのコーディネートの在り方等,我々教職員にとって数々の貴重な学びがありました。

 先生が授業の導入で板書された「学ぶ」
 「よりよく変わろうとすること」
 「変わろうと努力すること」
だとお話いただきました。
 
よりよく変わろうと努力する児童,みんなの学びをよりよくするために褒めたり励ましたりする児童を育てていきたいと,改めて感じた一日でした。

言葉の大切さ

5月8日の朝会のお話です。 「言葉」について,学校のみんなと一緒に考えました。お話は以下の通りです。 詩人 金子みすゞさんの詩「こだまでしょうか」を紹介します。 「こだまでしょうか」   金子みすゞ 「遊ぼう」っていうと 「遊ぼう」っていう。  「馬鹿」っていうと  「馬鹿」っていう。 「もう遊ばない」っていうと  「遊ばない」っていう。 そうして,あとでさみしくなって   「ごめんね」っていうと 「ごめんね」っていう。 こだまでしょうか,いいえ,誰でも。  自分の発した言葉は,こだまのように返ってきます。また,言葉は言霊と言われ,良い言葉を発すれば良い事が,悪い言葉を発すれば悪い事が起こるといわれています。  舘矢間小のテーマ「自分と相手を大切にする」ためには,自分の「言葉」について考えることが大事です。  どんな言葉を知っているか,どんな言葉を使うかで,「自分の考え方」も「相手との関わり方」も大きく変わってきます。やさしく話しかければ、やさしく相手も答えてくれます。言葉に関する感性を磨き,すてきな言葉があふれる学校にしていきましょう。

令和6年度スタート

令和6年度スタート

 令和6年度が始まりました。新入生24名を迎えて全校児童は187名,職員は新しいメンバー9名を迎え,計30名の教職員で舘矢間小学校の教育活動がスタートしました。
 始業式,入学式では,全校児童と教職員で取り組む今年度の「テーマ」を紹介しました。それは以下の3つです。

①自分で考え行動する。
②自分と相手を大切にする。
③チャレンジする。

 予測不可能で急速な変化が訪れるこれからの時代を,強さと優しさを持って前向きに生きていく子供たちを育てたいという思いから,この3つをテーマとしました。ご家庭や地域でも,このテーマに基づき,励ましや声掛けをしていただけるとありがたいです。

令和5年度 校長室から

縦割り対抗大縄跳び大会

縄跳び大会

 1月25日(木)に,縦割り対抗大縄跳び大会がありました。子供たちはこれまで,縦割り班ごとに熱心にまた仲睦まじく練習に励んできました。
 本番では,どのチームも「時間内にたくさん跳ぶこと」に向かい,チーム内で声を掛け合ったり励まし合ったりして,一生懸命チャレンジしていました。
 これからも,この「チャレンジ」する姿勢と,友達と「仲良く睦む」かかわりを,継続していってほしいなと感じた一日でした。

2024年のスタート。めあてに向かってチャレンジしていく一年に。

1月スタート

~冬休み明けの朝会での話から~
 
 皆さん,新しい年を迎え,今年はこんなことにチャレンジしたい,こんなことを頑張りたいといった目標やめあてを決めましたか?

 1月は,古い言葉で「睦月」と言います。仲良く親しむことを意味する「睦む」という言葉から,お正月に家族や親戚が仲良く過ごす姿を表し,「睦み月」⇒「睦月」となったと言われています。
校長先生は,舘矢間小学校のみんなが元気に挨拶を交わし,丁寧な言葉遣いで相手を思いやる「仲良く睦む1年」になるといいなと思っています。そのお手伝いをするのが校長先生のチャレンジです。

 皆さんはこれからどんなことにチャレンジしますか。1年間の大きな目標,今の学年が終わる3月までの目標,いろいろ考えられそうですね。皆さんが頑張ろうと思う今日のその気持ちを大切にして,目標を持って日々の生活を過ごして行きましょう。

ニワトリ症候群

ニワトリ症候群

 皆さんは「ニワトリ症候群」という言葉をご存じですか?
 家族とは別に一人で食事をする「孤食」,朝食を食べない「欠食」,いつも決まったものしか口にしない「固食」,家族と同じ時間に食べるがメニューがばらばらの「個食」。
 近年の子供をめぐる食の問題「孤食」・「欠食」・「固食」・「個食」の4つの頭文字をとると,「コケッココ」となることから,「ニワトリ症候群」呼ばれているそうです。
 食事に限らず,「運動」「栄養」「休養」のバランスの取れた良い生活習慣は,自身の免疫機能を高め,感染症にかかりにくい体をつくることができます。様々な感染症が流行している今こそ,規則正しい生活習慣の良さをしっかりと子供たちに伝え,実践できるように支援していくことが大切です。
 そのために,様々な感染症対策の基本となるうがい,手洗い,換気,咳が酷い時のマスク着用等を継続しながら,規則正しい生活習慣を身に付け実践していけるよう,学校だけでなくご家庭の協力もお願いしているところです。
インフルエンザに罹患し,身をもって規則正しい生活習慣の大切さを実感した校長からの,切なるお願いです。

学習発表会,大成功!!

学習発表会大成功

 学習発表会一般公開,大成功に終わりました。
 大勢の大人の前での発表に緊張が高まりながらも,子供たちが達成感や充実感をしっかりと感じられたのは,ご家族の方々からのお声がけのおかげです。
 出来映えだけでなく,努力した過程や一生懸命でひたむきな姿を認め,褒めていただいたおかげで,子供たちの充実感は高まりました。周りの人から認められる経験は,これからの学校生活のエネルギーになり,今後も挑戦しようという前向きな気持ちにつながってくので,本当にありがたいです。
私も「いっしょうけんめいやることがだいじなんだ」という,シンプルだけど大切なメッセージを,今後も子供たちに送り続けたいと思います。自分にも…ですね。

明日は学習発表会一般公開です!! 

明日は一般公開

 24日に,学習発表会児童公開が行われました。どの学年もスローガン「スマイル!心を一つにやり遂げよう!」に向かって,みんなで一つのものを作り上げる難しさを感じながらも,これまで熱心に練習に励んできました。
児童公開では,一人一人が一生懸命取り組む姿,夢中になって演じたり歌ったり演奏したりする姿が見られ,これまでの頑張りがしっかり形となって現れました。私は,「よくぞここまで」という思いがいっぱいに広がって,胸が熱くなりました。
 いよいよ明日28日は,保護者の皆様や来賓の皆様をお迎えしての一般公開があります。たくさんの方々に来ていただくので,子供たちはかなり緊張することでしょう。しかし,練習の成果を存分に発揮しようと,いつも以上に張り切って演技や表現に取り組むことと思います。そして,きっと児童公開以上の発表をしてくれると私は信じています。
 そう思わせるのは,子供たちの一生懸命さと,子供たちの心をまとめ,ここまで導いてくれた先生方,それを支えサポートしてくれた支援員さんたちの頑張りがあるからです。
 私は明日,感動で涙を流しすぎないよう,頑張りたいと思います。

さつま芋収穫 ~今年は豊作‼~

さつま芋収穫

 本校には広大な学校農園があります。地域の横塚様からお借りしている畑です。その畑で,春に植えたさつま芋の収穫を23日に行いました。
 苗植えの時にお世話いただいた地域の方々に,今回もたくさんお手伝いをいただきました。リーダーの齋藤さんをはじめ,食生活改善委員や婦人会,げんまる委員の方々です。農園関係の時には大変お世話になっている皆さんで,本当にありがたいです。
 今回はまず,子供たちがすぐに芋を掘り起こすことができるように,長く伸びたつるやマルチ掛けのビニールをきれいに撤去していただきました。そして,芋掘りの際には,子供たちに声を掛けていただいたり,手を貸していただいたりと,たくさんかかわっていただきました。その温かなかかわりと大量の芋が収穫できた喜びで,子供たちからは笑顔が溢れ,大満足な収穫となりました。
 明日は学習発表会の児童公開です。今日のさつま芋のように,「実りいっぱい!」の発表会となることを願っています。

2学期のスタート ~竹のように,丈夫でしなやかな節を作り,成長していく子供たちに~

2学期のスタート ~竹のように,丈夫でしなやかな節を作り,成長していく子供たちに~

 今年度から舘矢間小学校でお世話になっております,鈴木健と申します。本校は昨日から2学期がスタートしましたが,その節目を機に,ホームページの更新を頑張っていこうと思い,初投稿を書いております。これからどうぞよろしくお願いいたします。

 先週末,1学期の終業式がありました。そこで子供たちに次の様な話をしました。
~今日は1学期の終わりという特別な節目の日です。今日はその「節」を持つ植物,「竹」についてお話をします。
 竹は,節ごとに成長するもとを持っていて,たくさんの節が同時にぐーんと伸びるので,早く成長することができます。また,竹はこの「節」があることで,折れにくく,強くしなやかに伸びていくのだそうです。
 舘矢間小の皆さんも,この1学期に多くのことを学んで,たくさん成長してきました。今日の終業式という節目の日に,1学期はどんなことに自分は取り組んだのか,どんなことを頑張ったかなと改めて振り返りましょう。その「振り返り」が「節」となり,皆さんの力を伸ばしていく基となります。~

 そして昨日,2学期の始業式では次のような話をしました。
~終業式には,「節」を作るために「振り返り」が大切だとお話をしましたが,今日はもう一つ,「節」を作るために大切なものを紹介します。
それは,「めあて」です。新しい学期を迎え,ここにいる一人一人が,めあてを持って,ここに集まってきたと思います。その「めあて」に向かい,こつこつと努力を続けることが,めあてという「節」をぐんぐん伸ばしていきます。ですから今日から毎日,日々頑張ることをしっかりと思い描いて,一日一日を大切に過ごして行きましょう。~

「めあて」を持って粘り強くチャレンジし,その頑張りへの「振り返り」を行う。

 この繰り返しにこつこつ取り組むことができるよう,日々子供たちを支え励ましていきたいと思います。
舘矢間小の子供たちが大きな夢を掴めることを信じて。

ご挨拶

生徒の様子

舘矢間小学校は,耕野小学校,大張小学校,舘矢間小学校の3校の再編により新たに設置され,再編の象徴として新しい校章と校歌も制定されました。
 令和5年9月現在,全校児童197名が学校教育目標「ふるさとを愛し 夢と希望を持って自ら学ぶ 心豊かでしなやかに生きる児童の育成」のもと,これまでの3つの学校の自然や歴史,伝統を学習教材とした,特色ある教育活動(ふるさと教育の推進)にも
前向きに取り組んでいます。
 学校には,「かしこく あかるく しなやかに」学ぶ子どもたちの声が満ちています。