丸森町における被災者支援の取組の記録

被災者一人ひとりが、一日も早く被災前の日常生活を取り戻せるよう、生活再建に向けた様々な取組を実施しました。

被災者の生活再建状況（在宅被災者含む）

5つの視点による生活再建の確認

丸森町では、住宅の再建だけでなく、下記の5つの視点で生活再建を確認しました。

被災者見守り・相談支援事業（R2.1月～R6.3月）

町社協等の4団体に業務委託し、町や各団体の間で被災者の生活再建にかかる情報や課題を共有し、多面的な被災者支援を行いました。

被災者の個別支援

委託団体…丸森町社協地域支え合いセンター ※令和6年3月末をもって閉所しました。

　
　仮設住宅や在宅被災者への巡回、訪問を通しての見守りや声掛け及び相談支援等を行いました。

　また、生活や再建に課題のある世帯について、町、地域、関係団体と情報共有し、適切な再建支援を検討しました。

※写真は和田仮設団地での訪問の様子です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

過去のかわら版はこちら

被災者のグループ支援

日中在宅のプレハブ仮設団地高齢者のグループ支援

委託団体…NPO法人オペレーション・ブレッシング・ジャパン(OBJ)　

　町内の各仮設住宅で毎週サロンを実施しました。　
　サロンではラジオ体操や脳トレのほか、誕生日会やプランターの栽培等、入居者のニーズに合わせた各種イベントも行いました。

※写真は寺内仮設住宅でのサロンの様子です。　　　　　　　　

OBJ活動レポート(外部リンク)

子ども子育て世帯のグループ支援

委託団体…一般社団法人　まなびの森

　被災された子どもの居場所づくり支援として、毎週夜間の学習支援を「丸森まちづくりセンター」と「金山まちづくりセンター」で実施しました。
　また、学習支援の時間に合わせ、月に1回無料の子ども食堂を行いました。

※写真は丸森町づくりセンターでの子ども食堂の様子です。

地域コミュニティ支援

委託団体…株式会社　ばとん

被災した地区における問題把握、関係者との課題の共有等によるコミュニティ再生に向けた支援や、再建される町営竹谷住宅について、顔合わせ会や住民自治組織との調整等による新コミュニティの形成支援を行いました。　　　　　

※写真は竹谷住宅内覧会の様子です。

新たな地域コミュニティ形成等支援事業(サイト内リンク)

町営住宅・災害公営住宅コミュニティ形成支援

委託団体…一般社団法人　東北まちラボ

町営神明北住宅(災害公営住宅)及び町営神明住宅に再建する被災者の住民活動を支援しました。

※写真は神明住宅移転者意見交換会の様子です。

東北まちラボ　Facebook(外部リンク)

被災者支援活動の広がり

　これまでの町内の関係者や各種団体との連携を通して、委託団体を中心に行っていた被災者見守り・相談事業を発展させ、様々な被災者支援活動を実施しました。
　詳しい事業内容については下記リンクをご覧ください。

令和3年11月13日　　　　花田食堂(花田仮設住宅)	花田仮設住宅の住民が中心となり、町内のボランティア団体等と連携しながら芋煮会及び収穫体験を行いました。
令和3年11月27日　　　　収穫カフェ(竹谷地区)	竹谷地区の住民や、ボランティア団体等にご協力をいただきながら、再建される町営竹谷住宅入居予定者の交流会及び収穫体験を行いました。
令和3年12月7日　　　　斎理屋敷での移動教室	斎理屋敷の指定管理者である(株)GM７にご協力いただき、通常は「まちづくりセンター」で実施している移動教室を、「蔵の郷土館斎理屋敷」において行いました。勉強後は、太鼓を用いた体験型エンターテインメント「テクノドン」を体験しました。
令和4年6月~　移動教室（運動）	町教育委員会と連携し、（一社）まなびの森による夜間の学習支援に参加している小学生を対象に、町教育委員会と連携し、（一社）まなびの森による夜間の学習支援に参加している小学生を対象に、毎月様々なレクリエーションやニュースポーツの体験等を行っています。
令和4年10月22日復興フライト	令和元年東日本台風から３年を迎え、新たな生活をスタートした方や再建しようと頑張っている方等が一緒に笑顔になれる、又、丸森の復興していく姿を上空からご覧いただき、希望や夢に向かって町と共に歩んでほしいとの願いを込めて、丸森町社会福祉協議会が主催となり「復興フライト」を実施しました。当日は約200人の方に搭乗いただきました。
令和4年11月3日ボッチャ大会	文化の日の11月3日（木）に、町委託団体の国際NGO「オペレーション・ブレッシング・ジャパン（OBJ）」が主体となり、丸森まちづくりセンターを会場にボッチャ大会が開催されました。神明・神明北住宅入居予定の方や、移動教室の子どもたち等約40人が集まり、14チームに分かれて熱戦を繰り広げました。みんなで汗を流した後には、国際NGO「AAR　Japan」さんと、まるもり屋台やさんによるカフェや、婦人会特製のカレーライス等が振舞われ、参加者同士で交流を深めました。最後はビンゴゲームで盛り上がり、「スポーツの秋」と「食欲の秋」の両方を楽しんでいました。