町長コラム「郷里に響け」
令和8年6月 「新しい命のために」
本町では、赤ちゃんの誕生を祝福するため、自宅を訪問して出産祝金を直接お渡ししている。訪問時間はご家庭の都合に合わせて調整しているが、赤ちゃんの機嫌はその時々で異なり、スヤスヤと眠る赤ちゃんもいれば、元気に泣き声を響かせる赤ちゃんもいる。いずれもとても愛らしく、自然と頬が緩む。
そんな赤ちゃんたちを見ていると、「この子たちの将来はどのような時代になっているのだろうか」と思うことが多い。安全で安心して暮らせる社会であるように、大人としてできることを考え続けている。親御さんたちからは、「健康で元気に育って欲しい」という我が子を想う切実な願いが伝わってきて、家族が加わり新しい未来を描いていくその姿に、大きな希望を感じる。
いつの時代も親たちは、働く姿を見せながら子どもたちを支え、仕事や地域を通じて社会の一員として活動してきた。子どもたちは学校で先生や友達から学び、成長していく。そして親の背中を見ながら、人としてのあり方や前を向く姿勢を身に付ける。この営みは、時代を経ても変わらない。
一方で、現代社会は目まぐるしく進歩し、優れた機器や便利な生活用品により暮らしが快適になっているものの、地球環境の変化やそれに伴う自然災害は私たちの生活に大きな影響を及ぼしている。これからは環境への対処法を開発していく時代になるのだろう。そして、そんな社会を築いていくことこそ、今の大人たちの使命である。
赤ちゃんの無垢な表情を間近に見ながら、新しい命の未来に抱く思いは尽きない。


