丸森町農業振興ビジョン（第二次）を策定しました

〇基本理念　　～明日を耕し新・丸森農業“みらい”を創る～
〇基本方針　　１．農を支える人づくり（農業経営体の確保）
　　　　　　　２．儲ける農づくり（農業産出額の拡大・収益性の向上）
　　　　　　　３．未来を見据えた基盤づくり（農業基盤整備・農地の集積集約の推進）
　　　　　　　４．次代へつなぐ農村づくり（農地・農村環境の保全）

丸森町農業振興ビジョン発行にあたって: 　農業は、食料の供給や国土保全といった重要な役割を果たしており、本町の基幹産業として、また、生活環境や集落機能の維持を通じて、地域と私たちの暮らしを支える大切な産業であります。
　一方で、近年の少子高齢化や人口減少の影響により、本町でも農業従事者の高齢化や担い手不足が深刻化しています。さらに、猛暑や大雨などの気候変動や社会情勢の不安定化に伴う農業資材等の価格高騰など、農業を取り巻く情勢は急速に変化しています。
　また、本町では令和元年東日本台風により、農地や農業施設等に甚大な被害を受けたことからも、復旧・復興後のまちづくりを見据えた新たな農政を展開していく必要があると考えております。
このたび策定した「丸森町農業振興ビジョン（第二次）」は「明日を耕し　新・丸森農業 “みらい” を創る」を基本理念として、みんなで支え合う農業、収益性の高い魅力ある農業、やりがいや希望の持てる農業を目指した「新・丸森農業 “みらい” 」を創造していくことを掲げております。
　農業者の急激な減少を見据え、将来にわたって安定した営農ができる経営体を確保するほか、多様な人材が農業に携わる仕組みづくりや省力化の取組によって、本町農業の持続性を高めてまいります。さらに、これまで進めてきた「儲ける農業」路線を継承し、農業産出額55億円を目指すとともに、町民の皆様が住み続けられる良好で活力ある農村づくりを進めてまいります。
　最後に、本計画の策定にあたり、貴重な御意見、御提案をいただきました策定委員の皆様や関係者の皆様の御協力に対しまして、心より感謝を申し上げますとともに、この計画の実現に向けて、より一層の御支援、御協力を賜りますようお願いいたします。

　　令和７年３月
　　丸森町長　保科郷雄