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町内立地企業が「第1回SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞」を受賞しました!

岩佐賞とは…
公益財団法人岩佐教育文化財団で、医療・教育・福祉・環境・経済・平和・芸術・農業などの分野でめざましい功績を残した団体・個人、および課題解決に取り組んでいる団体・個人を支援するために、2022年春「SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞」(SDGs岩佐賞)を創設し授与活動を行っている。

「第1回SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞」環境の部でマメムギモリノナカ 代表 山下久美さんが受賞しました。

受賞報告の写真
(左より、佐々木副町長、マメムギモリノナカ 代表 山下久美さん)

活動名:休眠資源を活用したミツロウラップの製造販売
環境の部・個人 賞金100万円

 宮城県丸森町の養蜂園では、養蜂の副産物であるミツロウ(ハチの巣)の使い道が課題となっていました。活用法を思案していたところ、エコ先進国では布をミツロウでコーティングしたものを食品ラップとして使用しているということを知り、丸森産のミツロウでラップを作ろうと取り組みを始めました。
 ミツロウラップは約半年~1年の間、洗って繰り返し使うことができます。天然素材で作られているので、口に入っても安全ですし、埋めれば土に返ります。人にも環境にも優しい商品なのです。
 使い方は、通常のプラスチックラップと同じように、野菜の切り口を包んだり、残り物の器にふたをして保存したり、おにぎりやサンドイッチを携帯することもできます。ミツロウには天然の抗菌性と保湿性があるので、包んだ野菜の鮮度が長持ちし、ラップとしても大変機能的です。また形状記憶するので、折りたためばお皿のように使うことができます。アウトドアシーンでは、食材を包んで出かけ、食事の時にはお皿代わりに、残ったおかずは包んで持ち帰るなど、1枚で何役にも活用できます。
 なお、ミツロウラップの製造過程で出るラップや布の端材は、丸森町内にあるキャンプ場でたき火用の着火剤やラッピングに使用してもらうなど、製造過程での廃棄物もできるだけ無くすように工夫しています。
 ミツロウラップ「tsu tsu mi」は2019年にオンラインショップで販売を開始し、2022年7月現在では宮城県15店舗、東京都2店舗で販売中です。ミツロウラップのユーザーが増えて、今後、ミツロウラップの持参で量り売りに対応してくれるお店が増えれば、さらなるごみ削減につながると期待しています。

受賞コメント
 この度は誠にありがとうございます。いただいた賞金を活用し、新たなファブリックデザインを製作する予定です。これからも人と自然に優しいライフスタイルをテーマに、丸森町の自然素材を生かした商品開発に取り組んでまいります。

(朝日新聞デジタル SDGs ACTION!から参照)

ミツロウラップの写真
マメムギモリノナカ 代表 山下久美さん
山下久美さん写真

ミツロウラップの製造販売をするマメムギモリノナカを設立。令和元年10月に地域おこし協力隊として丸森町に拠点を移し「まるまるまるもり」プロジェクトで活動する。【ふるさと名品オブザイヤー 2019】にて最高賞の「地方創生大賞」を受賞。令和4年9月に地域おこし協力隊を卒業し、同年10月「第1回SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞」受賞。
丸森町内の養蜂園と連携しハチミツの副産物ミツロウを使ったミツロウラップを一つひとつ手づくりしている。

このページへのお問い合わせ

丸森町役場商工観光課商工班
〒981-2192 宮城県伊具郡丸森町字鳥屋120
TEL:0224-87-7620 FAX:0224-72-3041
E-mail:shokou@town.marumori.miyagi.jp