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仙台通宝

展示資料紹介:仙台通宝

仙台通宝

 仙台通宝は今から約220年前、江戸時代の天明年間に仙台藩において鋳造が開始されました。

 当時、日本国内では天明の飢饉によって一般の人々はおろか藩も財政難に陥りました。このため、藩財政の建て直しと窮民の救済を図るために仙台通宝が鋳造されました。

 しかし、この仙台通宝が流通しても、結局財政立て直しには至りませんでした。また、当時の地理学者・古河(または古川)古松軒は仙台を訪れた際「財布に入れただけで壊れる」と自著『東遊雑記』のなかで仙台通宝の質の悪さを指摘しています。

 まるもりふるさと館ではこの他に、時代劇で銭形平次が投げることで有名な寛永通宝や、天保通宝などを展示しております。