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最新情報とお知らせ


  行く春や 鳥啼き魚の 目は泪<松尾芭蕉 奥の細道> 
読み方:ゆくはるや とりなきうおの めはなみだ
意 味:「春が過ぎ去ろうとしているところに,旅立つ別れを惜しんでいたら,鳥たちは悲しそうに鳴き,水の中の魚も涙をためているではないか。より悲しみが沸き上がってくる。」
  148年の歴史に幕を下ろした小斎小学校。2月19日に行った閉校関連行事は,感染症対策のため規模を縮小し,感謝の会は残念ながら収録のみとなりました。それでも,実行委員の皆様や,各部会の皆様にはたくさんの応援をいただき,無事に終了することが出来ました。約10カ月に及ぶ事業への御協力に感謝申し上げます。 さて,3月17日に最後の卒業生を送り出し,18日には修了式,離任式・お別れの会を全校児童参加で行いました。修了式には児童一人ひとりに修了証書を授与し,小斎小学校から卒業する区切りの式となりました。小斎小学校で学んだことを誇りに思い,新たな未来を歩んでいくことを全校児童で約束する,寂しくもあり,次への期待も膨らむそんな温かい時間をみんなで過ごしました。離任式には6年生や保護者の方々もPTAを代表して出席してくださいました。本当にありがとうございました。 春という季節は別れと出会いの季節です。万物の胎動に心を弾ませる季節であるはずなのに,どうしても別れの悲しみが勝ってしまいます。この芭蕉の句は,生涯最後で最大の「奥の細道ツアー」へ旅立つ心境を詠んだものです。たくさんの親しい人との別れの悲しさは,本来であれば人を楽しくさせる「鳥のさえずり」や水の中を元気に泳いでいるであろう「魚の目」も涙で潤んでいるように見えるほどだと表現しています。涙で潤んでいたのは,芭蕉自身だったに違いありません。今の私もこの心情に近いのかもしれません。あえて表現するなら「かなしい」ですが,漢字で書くと「愛しい(かなしい)」が適切だと思います。 3年前,平成から令和に元号が変わる歴史的な年に,新任校長として小斎の地に赴任し,無我夢中でスタートしました。地区の運動会,田植え,健康料理教室,もりもりクラブその他,たくさんの行事を充実した形で進めるさなか,全てが一変する台風被害。校庭には自衛隊のお風呂,水が出ない,給食がない。不自由な生活に徐々に対応し,どんどんたくましくなっていく子どもたち。非常時というものを肌で感じ,もしもの時への意識が変わった気がします。この時の小斎まちづくりセンターとの連携を中心とした学校への支援はとてもありがたく,子どもたちの元気の源となりました。令和2年からはコロナ対策で学校のすべてが変更を余儀なくされ,地域とともに展開してきた教育活動に大きく影響が及ぶ事態となりました。それでも小斎小学校の児童全員が元気に登校し楽しく学校生活を送ることが出来たのは,御家族や地域の方々が子どもたちの学校生活を守らなければいけないという思いをもって生活してくださったおかげであると感謝しております。令和の幕開けとともに小斎小学校に勤務し,多くの方々と出会い支えていただいた小斎小学校での3年間は,閉校とともに終わりを迎えましたが,小斎の方々と,子どもたちへの思いは途切れることはありません。本当にありがとうございました。                   
     令和4年3月31日 小斎小学校 校長 佐々木 裕


小斎小学校は,3月31日をもちまして閉校となります。今までお世話になりました。ありがとうございました。




  3月の主な行事予定



 1日(火)卒業式全体練習
 2日(水)音楽朝会
 3日(木)委員会(最終)
 4日(金)卒業式全体練習
 7日(月)卒業式全体練習
 8日(火)卒業式式場準備
 9日(水)卒業式全体練習
11日(金)みやぎ鎮魂の日 卒業式予行
14日(月)大掃除(全校)
16日(水)卒業式全体練習 給食最終日
          卒業式前日準備
17日(木)卒業式
18日(金)修了式 離任式
19日(土)学年末・学年始休業日
22日(火)飲酒運転根絶運動の日
31日(木)閉校 施錠 鍵返却